私達人間も自然の一部です。
野鳥や自然観察をする際には、「見せてもらっている」という謙虚な気持ちを忘れないようにしたいものです。
野鳥観察マナー
■ 静かに行動する
大声や素早い動きは禁物。野鳥を怖がらせたり、声を聞き逃したりすることもあります。
追いかけすぎないようにしましょう。
■営巣中は細心の注意をする
営巣中の親鳥は神経質になるものが多く、危険を感じ、巣を放棄することがあります。人間が近くにいると親鳥は巣に近づくことを避けるようになり、
最悪の場合、卵や雛は死に至ります。なるべく早くその場を離れるようにしましょう。
■迷鳥・珍鳥は遠くから静かに見る
迷鳥や珍鳥は本来の渡りのルートからそれてしまったものと考えられ、弱っているケースがあります。十分な休養と採食ができるよう注意しましょう。
■周りの人に迷惑をかけないようにしましょう
野鳥など生き物や自然に関心がない方にとって、突然大勢の人が自分の家や田畑の周りに押し寄せることは迷惑になることもあります。
近隣の方々や通行される方々の迷惑にならないよう十分配慮しましょう。また双眼鏡や望遠鏡は、人家や人には向けないよう注意しましょう。
山菜やキノコを採ることは、許可を得た場所以外では禁じられています。
■情報発信には細心の注意をする
野鳥の営巣場所や珍鳥を見つけた際、その場所が特定できるような情報の発信には十分に注意しましょう。
鳥も人に覗かれたり追い立てられたりされるのは大迷惑です。興味本位に押し寄せれば、野鳥だけでなく、そこに住んでいる方々にも迷惑です。
探鳥会マナー
■探鳥会開催中は禁煙しましょう
たばこの煙が苦手な人もいます。また探鳥会は河川敷や里山などで実施することが多いので、山火事など火災には十分な注意が必要です。
野鳥撮影マナー
■野鳥は命ある生き物です。単なる被写体としてではなく、敬意をもって接しましょう。
■撮影を目的とした音声や餌でのおびき寄せはやめましょう。
■ストロボの使用はやめましょう。
■環境を変えない。
撮影のために樹木を伐ったり、杭を立てたりする行為はやめましょう。
三脚などで通行を妨げたり植物や木道などにダメージを与えたりしないよう配慮しましょう。
これが絶対でもありませんし、すべてでもありません。野鳥の立場になって行動することを心がけましょう。
人間も野鳥も同じ生き物です。